03.組合長からの挨拶


●組合長あいさつ

戦後、我々の親の世代である先人の方々が国の政策により、営々と植林を行いました。その山が成熟期を向え膨大な資源が今も蓄積されています。しかしながら材価の低迷といわれて幾久しくなりますが、一向に回復の兆しはありません。この資源を負の遺産という人もおりますが、私は決してそうはおもいません。この膨大な資源と莫大な財産を、どう有効利用して組合員に還元をしていくか、また間伐の推進により健全な森林を後世に引き継いでいくか、このことが森林組合の役割であると考えます。

 今、林業を取り巻く情勢はきわめて厳しい状況にありますが、施業集約化や作業効率化によりコスト削減に努め、地域の活性化を目指していきます。 今後におきましては、原木の増産に向けた体制の強化、若年者の技術力の向上、担い手の確保等を行い、組合員の事業の展開を図っていきたいと考えております。